2019年、桜を撮る。(オリンパスOM-D E-M1 40-150 f2.8編)
まだ寒暖差はあるものの、いよいよ東京は春満開の様相。
この時期はやっぱり桜を撮りたくなりますよね。
ということで、時間を見つけてちょこちょこ桜を撮ってきました。
今年は寒の戻りもあって東京の桜の時期は例年に比べて少し長めなようです。
中望遠ズームレンズで大きなボケと圧縮効果を狙ってみる
OM-D E-M1に40-150 f2.8の組み合わせで撮影しました。
40-150 f2.8を使うのはホント久々。
E-M1は主に仕事で使うために買ったカメラなので一応大三元レンズを揃えているものの、この中望遠ズームレンズはあえてチョイスしない限りほとんど出番がないです。
他メーカーの同系統のレンズに比べて寄れますが、12-40f2.8に比べるとさほどではないですし、本当に距離が離れた被写体(上空の飛行機とか鳥とか)が相手だと短いし、どうも中途半端感が否めないんですよね。
でもレンズの描写力はピカイチ。
使わないのはホント勿体無いのでこうやって目的を持って引っ張り出したりしています。
「遠ければ近づいて、広く撮りたければ離れる。足を使えばズームレンズは必要ない」
なんていう話をたまーに聞いたりもするのですが、これホントだけど嘘ですよね?(笑)
確かに近付いたり離れたりすれば他のレンズのように被写体を収められますけど、圧縮効果は望遠レンズならではのものなので、どんなに広角〜標準のレンズで近づいたところで同じような圧縮された絵作りにはならないです。
あとボケの具合もレンズの焦点距離や明るさで変わってくるので、足だけでは同じようにはいかないですよね。
マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいのでボケづらいと言われていますが、望遠レンズを使えば、フルサイズカメラ顔負けの大きくボケた写真だって撮れちゃいますよ。
ちなみに今回天候が少し曇りで夕方ということもあったので、普段はほとんどしないですがあえてRAWで撮って調整しています。
こうしてRAWで調整することに関して「真実を写していない」なんていう人がいたりしますけど、JPEGで撮ったところでそれも結局カメラ内の画像処理エンジンで調整されている絵なので、RAWだろうがJPEGだろうがそこに真実も嘘もないと思います。
結局のところ調整のされ方がその人の好みか好みじゃないかだけの話なのでは? と。
私も過剰な彩度バッキバキ、シャープパッキパッキ、HDRな写真は好みじゃないですし…どうしても嘘っぽく感じてしまって…。
ブワ〜っと咲き誇る桜は広角〜標準で撮りたくなるところなんですが、あえて中望遠で撮ることでより桜の密集感出たような気がします。
あと背景のビル街も大きく映るので、東京ならではな自然と建造物のギャップみたいな絵作りになってちょっと面白いなと。
ただしあんまり桜に近づけないので、肉眼での花見はあんまり楽しめないのが玉に瑕。
一長一短ですね;
今回使った40-150 f2.8は35mm換算で80-300mmの中望遠ズームレンズ。オリンパスのレンズはどれも描写力に優れていますが、このレンズは線が細くシャープで繊細な写りをする印象です。
新品は結構値段が張るので中古で探すのもいいかもです。リリースされて結構経ちますしね。
こっちのレンズも同じく35mm換算で80-300mmの中望遠ズームレンズ。上のレンズよりも随分安いのはちょっと暗いから。
手軽に圧縮効果を楽しみたい人はこれでも有りだと思います。
いや途中で普通に撮りたくなったら困るし、レンズを複数持ちたくないという人はこの換算28-300mmという広角〜望遠まで行けるこのレンズはどうでしょうか?
価格も比較的手頃です。