にわかから始まる趣味のススメ

にわかに“面白かった”ことを写真とともにお届けしていきます。

人気高まる(?)エキゾチックアニマル。飼育する“覚悟”を今一度考える。

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久しぶりの休みになった昨日と今日、池袋で開催されていた爬虫類の祭典「東京レプタイルズワールド」通称“東レプ”に行ってきました。

 

爬虫類歴は5年以上になりますが、このイベントにはなんでか分からないですけど行ったことがなく、欲しい生体との出会いも期待し、仕事にまみれまくっていたGW期間からこの日をずっと楽しみにしていました。

 

半年前くらいから爬虫類の先輩がサバンナモニターを飼いだしたんです。もうそこから徐々にモニターないしデカイ生体への憧れを持つようになってしまって…。

 

東レプに向けて狙っていた生体は以下の3つ。

 

1.トゲオイグアナ

chosyucrypter.com

ここ数年特にちょいちょい目につくようになった「トゲオイグアナ」というトカゲ。「トゲオアガマ」は昔からメジャーで可愛らしいトカゲとして知っていたんですが、トゲオ“イグアナ”とは? しかも種類によっては妙に高い…。
急に興味が湧いて調べてみたら、いずれも同じイグアナの名を持つ「グリーンイグアナ」ほどは大きくはならず、成長したら幼体の時とは全然違う姿になってすごく精悍な顔立ちに。これは面白い! と一気に候補ナンバー1のトカゲになりました。

 

2.グールドモニター

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首と尻尾が長い系のスラリとしたモニターの1種で、最大の特徴は2本足で立つ「グールド立ち」を行うこと。これが可愛いんですよね。まあ、このポーズは警戒態勢なんであんまり喜ばしいことではないんですけど。

成長すれば大体120〜150㎝くらいでギリなんとかなりそうなサイズ感(ちなみに一番メジャーなサルバトールモニター(ミズオオトカゲ)は200㎝ほどに成長)。性格が荒い子が多いらしいんですが、そこはもう覚悟の問題。相手も慣れてくれるかもしれないですしね。

 

3.テグー

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デグーじゃなくてテグー(もはや定番の訂正)。1メートルを超える大きいトカゲではあるんですけど、モニター=オオトカゲではないというなんだか不思議な感じ。

サバンナモニターに対抗できるのはテグーしかいない…! という対抗心だけでなく、僕がテグーを飼えば実際のところどうなのか、の情報交換を爬虫類先輩ともできて面白いですし、見た目もテグーの方が好き。サバンナモニターは安くてかっこいいんですけどね。

 ※いずれも長州クリプターさんのサイトのリンクです。非常に参考になるサイトで面白いのでこちらも合わせてぜひチェックしてみてください。

 

そんな3候補を胸に昨日東レプ1日目に訪れたんですが、これがもうすごい人で…。

ここ最近、ブームが来てるんじゃないの? と思ってしまうほどどの爬虫類のイベントも人が多く、東レプはその最たるものでした。

お子さんの姿がとにかく多かったですね。それを見越してなのか定番なのか、生体が触れるおさわりコーナーなるものも用意されていました。子供は無料。大人は別途500円。

 

イベント自体も規模が大きくてかなり見応えのあるものでした。

生体の数も種類も相当なもので、大概の人はお目当の子に出会うことができるのではないでしょうか。楽しいイベントなので気になった方は、11月にも行われるのでぜひ足を運んでみてください!

 

 

…と、サクッと締めたいところなのですが、こうして人気が高まり、敬遠されがちな趣味であったエキゾチックアニマルが市民権を得ているような状況は嬉しいものの、それはそれで大丈夫なの? と思わなくもないんですよね。

 

メジャーなペットである犬や猫に比べて、爬虫類をはじめとするエキゾチックアニマルはいろんな面で特殊ですし、これは私感ですけど、犬や猫に比べて少々軽んじられているような気もするんです。

昆虫の飼育の延長のようなイメージ? で、 死んだり、逃げたり、はたまた捨てるなんてことにも、犬や猫に比べてハードルを低くみている人も少なからずいたりするんじゃないかなと。

 実際は、犬や猫よりもはるかに長く生きる生体もいるし、油断しているとあっさり逃亡。それが野に放たれでもしたら生態系を大いに揺るがしかねない事態を招いたりします。

 

爬虫類歴の短い僕が偉そうなこと言うのもおこがましいんですが、こうしたエキゾチックアニマルを飼うにあたって、僕が考える最低限の心構えをお伝えしたいと思います。

 

1.エサに虫などの本来の飼料が必要になっても本当に大丈夫なのか? 

人工飼料が豊富になってきて、昆虫食の生体であっても虫を与えなくても良い場合があったりします。が、それはお店でのことで、自宅へ連れ帰った時でもそうとは限りません。

突然人工飼料を食べなくなったりすることはざらで、その場合はやはり生きた虫や生き物などを与える必要が出てきます。それがコオロギなのか、ゴキブリなのか、もしかしたら生きたネズミになるかもしれません。それはお店の人にもわかりませんし、人工飼料を食べなかった時の保証もお店の人にはできないです。

 全ては買った生体次第。

もしも人口飼料を食べない事態に陥っても、その生体を飼いきる覚悟が自分の中にあるのか、またそう言う環境にあるのか、今一度考えましょう。

 

2.懐かないことを受け入れる

犬や猫と違って懐きません。呼んでもこっちにきません。種類によっては噛まれますし、それで大怪我もする場合もあります。もちろん躾なんてできません。

 

こうしたブログやSNSYouTubeなどで、爬虫類のあたかも懐いたような姿を目にすることがあるかもしれませんが、それは飼育者の技量や生体の個性によるものだったり、懐いたような姿の方がウケるからそういう姿ばかりをアップして、目につきやすいだけです。

爬虫類は“懐く”と言うよりも“慣れる”。ほんとそんな感じです。それは生体だけでなく飼い主も。だんだん生体への扱い方に慣れてきて、生体の方もそれで飼い主に慣れる(もしくは無関心?)ようなイメージですね。

ずっと自分に怯えて、逃げ回って自分を攻撃してくる可能性ももちろんあります。

決して懐くことはない。そういう生き物だということを念頭に置いてそれでも自分はこの生体が飼いたいのか、今一度考えて見てください。

大げさにいうなら、歯をむき出しにしてウーウー唸って自分への敵意むき出しの犬や、ずっと逃げ回ってて、いざ捕まえたら爪を立てて引っ掻いてくる猫を飼うようなイメージ。飼ったところで結局懐くことはないけど、一応撫でることはできて、タイミングが良ければ抱っこすることもできる、ような感じでしょうか。

 

 

最低限この2つの条件をクリアできそうなら、きっと飼うことができるはず。

爬虫類などのエキゾチックアニマルを飼うことの魅力は犬や猫とはまた一味違うので、11月に行われる東レプへ行って、ぜひその醍醐味を体感して欲しいです。
pe110.hatenablog.com

↑爬虫類の飼育については過去記事にしているのでよろしければご覧ください。

 

 

そんな東レプで僕がお迎えした生体はというと…。 

 

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第一候補にあたるツナギトゲオイグアナのオスです。

 

トゲオイグアナの中でも比較的安価で、活発かつ大きくなる種類。

お迎え直後ということで、気づかれないようにゲージ越しにこっそりスマホで撮ったので写真が荒いのはご勘弁を…。

 

ちなみに2日目は、爬虫類に興味があるという後輩の女の子を連れてきて、爬虫類の世界へ誘ってきました。

後輩の子はこれというヒョウモントカゲモドキと飼育用のキットを買って帰宅。早速設置したという連絡がきました。

 

5年前の自分と重ねながら、末長くヒョウモントカゲモドキを可愛がって欲しいと思い、久々に自分トコのヒョウモントカゲモドキとのスキンシップを楽しんだ週末でした。

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