にわかから始まる趣味のススメ

にわかに“面白かった”ことを写真とともにお届けしていきます。

中判フィルムカメラの代表格「ハッセルブラッド 500C/M」と「ローライフレックス 2.8F クセノタール」。好みはどっち?

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前回に引き続き中判フィルムカメラについて。

pe110.hatenablog.com

前回の記事はこちらです 

 

中判フィルムカメラに興味を持った人であれば「ハッセルブラッド」と「ローライ」という2つのメーカーに必ずぶち当たると思います。

両メーカーのカメラとも結構しますよね…。いざ手に入れようと思ったらそれなりの覚悟が必要です。一部モデルを除いて中古しかないのもあって、チョイスの仕方もより慎重になりますしね。

 

ぱっと見て全然違うカメラですが、使い方はもちろん、使い心地も全くの別物。

お金がある人であれば両方買えばもちろんOKなんですが、そうはいかない人の方が多いと思うので(ちなみに私もローライフレックスはまだヒーヒーとローン支払い中)、今回は両メーカーの代表的なモデル「ハッセルブラッド 500C/M」と「ローライ ローライフレックス 2.8F クセノタール」を使って、少しでもその違いがわかるような内容をお届けし、チョイスの手助けになればいいなと思っています。

 

最初に言ってしまうと、どちらも楽しいカメラですよ! 私の宝物です。

両方とも触れる機会があるのならぜひ一度試してみてください。自分で使った方がどっちのカメラが自分に合っているのか、はたまた両方とも手に入れる! など、決意が固まりやすいので(笑)。

 

ハッセルブラッド 500CM

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ハッセルブラッドを代表する中判フィルムカメラ「500C/M」です。私が持っているものはちょっと古いタイプのものになります。

 

pe110.hatenablog.com

 500CMについてはこちらでも書いてます。

 

この後紹介するローライフレックスもそうですが、今回はあくまで使用感みたいな内容をお届けするので、具体的な使い方や内容は別途調べてください。いずれもファンが多いカメラなので詳しいサイトは山のようにあります。

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▲上から覗くウエストレベルファインダー。丸い小さなボタンを横に押すとワンタッチで「バシャ!」と展開されてとても気持ちいいです。もう一度押すと内側に備えられているルーペが出てきて、ピント合わせが楽になります。後期モデルになるとボタンが四角くなります

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▲その下の少し大きめの丸いボタンをスライドさせるとロックが外れて、本体後ろ側のフィルムを入れるマガジンが分離します

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▲マガジンにはこうした金属製の引き葢が内蔵されていて、これを引き抜くことで中に入っているフィルムに光が届いて写真を撮ることができるのですが、その代わりにこの引き葢を引き抜かない限りはシャッターが切れない仕組みになっているんです。そして引き葢を引き抜いた後は、少し大きめのボタンをスライドさせてもマガジンが外れないようにロックされるんです。感光防止のためですね。大昔のカメラなのにこの考えられているギミック…ちょっと感動します

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▲「500C/M」の飾りがかっこいい

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▲一目でシャッタースピードと絞りがわかる構造になっているレンズ。これはちょっと古いタイプで後期のものになるともう少し操作がしやすいものになってデザインも少し変わります。昔のタイプの方が一部表記が刻印になっていて作りがいいとかなんとかありますけど、そこはお好みで。レンズ交換可。レンズ交換をする際は必ずシャッターをチャージしてからという決まりごとがあるのでご注意を

 

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▲レバーを展開してグルリと前回りに回せば「ガシャ!」とフィルムが送られるとともにシャッターがチャージされます。このレバーも後期のタイプだと樹脂製になっていて、こだわる人は写真のような金属製に変えたりする人も

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▲押し込むと「ボシュ!」という音とともに本体内側の蓋が開いてレンズのシャッターが切れ…

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▲離すと「シュボ!」というギミック音が鳴って開けっ放しになっていた本体内側の蓋? が閉じます。これで撮影は完了。「ガシャ…ボシュ! …シュボ!」といういちいち感触や音で楽しませてくれるカメラで、使っていて「今ハッセルブラッドで写真を撮っているんだ!」という特別感がありますよ

随所から感じられるメカニカルさが「ハッセルブラッド500C/M」の魅力だと思います。

かつてはカメラマンの憧れであったカメラ。所有感は申し分なしですし、レンズ交換式であることや、使い勝手をよくするためのアクセサリーも豊富なので、実用的なカメラとも言えます。

あと、人気のカメラで現存する数も多いからなのか、比較的安価に手に入りやすいのも魅力ではないでしょうか。おそらく10万円そこそこくらいで標準レンズ付きのすぐ使える結構良い状態のものを手に入れられるのではないでしょうか。


ローライ ローライフレックス 2.8F クセノタール

 

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二眼レフの王様”ローライフレックスシリーズの中で最上位モデルである2.8F。それのシュナイダー製レンズのクセノタールを装備したタイプとなります。

同モデルでは、カールツァイスプラナーを装備したものの方が有名ですね。

 

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▲気品溢れる佇まい。四方八方から見て特別感のあるモデル

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ハッセルブラッドと違って蓋をあけることでファインダーが露出。蓋を開いた後に蓋上面を手前側に押し込むとピント合わせのためのルーペが展開されます

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▲縦に並んだレンズの両サイドにあるダイヤルを動かすことでシャッタースピードと絞りを変えることができます。ちなみにレンズは固定式で、中判の標準画角である80mmのレンズが備え付けられています

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▲ロゴの下の白いところが露出を測るところで、この状態であれば入射光、白いパーツを外すと反射光に変えることができるます

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▲本体右側のレバーを動かすことでシャッターをチャージすることができます。まずレバーを起こして半回転させ、元の位置まで戻すとチャージ完了。フィルムが入っていればピタッと止まりますが、フィルムが入っていないと永遠に回り続けるので注意。フィルムが入っていない状態でも半回転→戻しでシャッターはチャージされるので、お店で試す場合はそのように使ってみましょう

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▲本体下部のシャッターボタンを押すと「カチ…」と、中判カメラであることを忘れさせてくれるほどに非常に静かにシャッターを切ってくれます。画角を決めるためのビューレンズを備え、シャッターはレンズシャッタのみでOKという二眼レフだからこその感触


 

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▲本体左側にある露出計のダイヤルを回すことでピントを合わせることができます。回すとレンズの部分が前にせり出していきます。このせり出し具合がきっちり水平になっているかがカメラ選びのポイントになっていたりします。せり出し具合が斜めだったりする個体は買うのをやめましょう

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▲本体の底面の小さい板状のパーツを横にスライドさせてその上の板状のパーツを手前に倒すと、スッと密閉度が緩み展開し、フィルム室が露出します。非常に精巧に作られたカメラであることを窺い知ることができる感触

 

ローライフレックスも500C/Mに勝るとも劣らないメカニカルなカメラではあるのですが、こちらにあまり大げさに伝わるようなものにはなっていなくて、見た目通りの繊細で上品な佇まいと使い心地が魅力と言えます。

レンズ交換はできませんが、そういうカメラだと割り切ればそんなに問題ではないですし、シャッターショックが非常に少ないので、手持ち撮影のハードルも低く、使えるシチュエーションも幅広いのではないでしょうか。

 

ちなみにこのローライフレックス 2.8Fは大体30万円ほどという、最新一眼レフ・ミラーレス並みで非常に高価カメラ。ただほかのモデルであればもう少し安価で、10万円以下でも買えるものもあったりするので、そちらも選択肢に入れてみても良いかもしれません。



番外編:500C/Mとローライフレックス2.8Fの動作の違いについて

500C/M

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ローライフレックス2.8F

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それぞれのピント合わせまでの動作を比較したものなんですが、左手で本体を支え固定しつつシャッターに指を置き、右手でシャッターチャージを行いピントを合わせる500C/Mに対して、ローライフレックスはシャッターのチャージを右手、ピント合わせを左手で行うので操作感がちょっと不安定な感じがするんです。

“慣れ”と言ってしまえばそれまでなんですが、個人的には500C/Mの方が無駄がない感じがしますね。

 

 

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