2019年一番好きなカメラ「富士フイルム X100F」。コンデジの“価値”を再評価。
最近、とにかく富士フイルムの「X100F」がお気に入り。
今年の夏にE-M1Xとともに超久々のコンデジとして購入したX100F。
それまではちょっとしたスナップでもレンズ交換式ミラーレスや一眼レフを持ち出していたんですが、そろそろ気軽に持ち歩けるカメラがほしいということでずっと悩みに悩んで、ようやく踏ん切りついて買ったのでした。
▲過去にも2度ほどブログにしています。1ヶ月レビューなんかもしてますね。このころとは印象も随分変わった…のかな?
1ヶ月レビューを改めて読むと、X100F独特の機能と動作感にちょっと面食らっている感じですね(笑)。まあそんなことにはすっかり慣れまして、今では特にストレスなく写真を楽しんでいます。
操作感とか動作の違和感なんてものは使っていけば慣れるもんなんで、それだけでカメラの価値を決めてしまうのは微妙なところ。まあ、そのカメラを何のために使うのか、目的が明確に決まっていればそうとは一概には言えませんが…。
携帯性と汎用性を併せ持つ見た目も抜群の高級コンパクトカメラ
「見た目が抜群」は人それぞれなところはあるものの、サイズ感の割にAPS-Cという大きめのセンサーを搭載しているところはやっぱり強いですよね。
スナップに関して言えば、ほぼシチュエーションを選ばないと思います。
感度を上げても画質の劣化は少ないですし、ボディ内手ぶれ補正こそ搭載していないものの、シャッターショックが小さいのでシャッタースピードもある程度稼ぐこともできます。
搭載しているレンズはフルサイズ換算で35mm単焦点。
35mmという焦点距離の画角は非常に苦手だったんですが、その原因は最短距離の長いライカレンズのせいというところもあったみたいで、比較的寄れるX100Fのレンズではそれっぽい写真も撮れたりしますし、望遠側であればクロップ機能で瞬時に50mmと70mmにすることも可能。もちろん単なる“拡大”なので画像は多少荒くはなるんですが、そこはやっぱりAPS-Cセンサー。スマホの拡大とは雲泥の差で画質は良いです。
広角側はどうしようもないので、距離を空けるか、何なら撮り方を変えれば良いだけの話かなぁと。全ての焦点距離を守備範囲にしたカメラなんてものはないので、カメラに自分が適応すればOKですよね。
あと、やっぱり軽い。
レンズ交換式のカメラよりももちろん軽いですし、同じスペックのコンデジと比べても軽い方だと思います(ほぼないけど)。
形も良いですよね。
一眼レフタイプの形だと上が出っ張ってくるんで、それだけでカバンに入れるときにかさばるんです。X100Fのようなレンジファインダータイプだと長方形で出っ張っているところもほとんどなく、レンズの出っ張りも浅いので隙間にすっぽりと収まってくれるんです。
X100Fでの撮影スタイルがハマりすぎて、そこからステップアップとしてデジタルライカってどうなんだろう? って思った瞬間もあったんですが、ライカって一眼レフ並みに重いんですよ…。持った瞬間に「これ違うわ…」って思ってしまいました。
デジタルライカはほしいんですけど、X100Fのそれとはまた全然違って、どちらかといえば一眼レフとかと同じ“写真を撮るために”持ち歩くものっていう自発的な感覚なんですよね。
X100Fの場合はその逆で受動的なカメラというか、撮影する機会に備えておくカメラという感覚なんです。
まあコンデジ全般がそういうものですよね。とりあえずカバンに忍ばせておいて、いざという時に活躍してもらうカメラ。X100Fであれば思う存分その力を発揮してくれる最高の一台と言って過言ではないです。
スマホのカメラ機能がそれって意見もあるかもだけど、はっきり言ってスマホのカメラってちゃんとしたカメラに比べてショボいじゃないですか(笑)。
携帯性抜群で高性能。いつでもふとガッツリ撮影モードに切り替えられるX100F。
使えば使うほど人気の高いカメラであることがうなづけます。
ようやく後継機の話もちらほら出てきました。
後継機…どうしようかな…。
最後に、X100Fを使っている人でこのやたらと高いフードの締め付けが緩いって人、いませんか? 僕は一度絨毯の上に落としたらスッカスカになってしまいました。
そんな時はこの隙間が空いている部分を下からぎゅっと軽く押して隙間の幅を狭めるといいですよ。一ヶ所だけでも結構変わってきます。指で簡単に調整可能です。
やりすぎると入らなくなりそうなのでほどほどに。