僕がこれからのミラーレスシステムに「キヤノン」を選んだ理由
前回に引き続きのカメラの話。
▲前回のブログ
もうタイトルにもあるように、10年付き合ってきたオリンパスシステムをすべて手放し、いよいよキヤノン帝国の軍門へと下りました。
いやまさか自分がキヤノンを買うことになるとは…今でも信じられない。
キヤノンがシェアNo.1を獲得している理由は分かるし、だからこそ選べなかったメーカー。とても綺麗で鮮やかに撮れてしまう写真はカメラの性能のみがものをいっていて、自分が入る余地がない感じがしてなんか怖かったっていうのもありました。
あと、ものづくりの観点からカメラ趣味をスタートしたところもあったので、精密で頑丈で質感も良いライカやニコン、工夫を凝らして小型化と防塵防滴・手振れ防止構造を両立させたオリンパスに魅力を感じたんですよね。
不透明なミラーレスシーンで選んだキヤノンという“安寧”
一眼レフからミラーレスへと舵が切られている状況が続く中で、今のシステムを続けていいのか…と悩んでいる人は多いと思います。かくいう僕は、メインをオリンパスにして一応フルサイズ機としてニコンの一眼レフを所有した状態でシーンの動向を静観していくことにしていたのですが、オリンパスが「OMデジタルソリューション」となりその地盤が揺らいだんですね。
まあ、そもそもその前からオリンパスって微妙だったんですけど、それでも所有しつづけていたのは仕事上の用途にマッチしていたから。でも、ここにきて僕の仕事内容まで変わることになり、汲々にシステムを見直すことになったんです。
一眼レフのレンズ資産があるとはいえ、現時点でニコンのミラーレスシステムを導入する勇気はなかった。Zマウントレンズの出来の良さは群を抜いていてめちゃくちゃ魅力的なんです。でも本体を持った時の収まりの悪さが懸念事項としてずっとあって、それでデザインが微妙だと思う気持ちも強調されちゃうし、ここにきてZfcでなんか盛り上がっちゃっている感じも、将来性を感じられなくて大枚叩くことができませんでした。
その点キヤノンは出だしこそ不穏だったものの、品薄が続くくらいR5、6は支持を受けているし、実はちゃっかりレンズラインナップも揃えちゃってるんですよね。大三元レンズだけでなく小三元レンズも揃ってるし、単焦点超望遠もいつの間にやら出していてビックリしました。
まだ1Dシリーズに代わるカメラは出ていないですが、グリップ一体型のR3が間も無くリリースされるし、もういつでもこちらにどうぞ感が極まってます。
フルサイズセンサーのミラーレスカメラってめちゃ高いじゃないですか…。本体もレンズも。だからこそ失敗できないですよね。
フルサイズセンサーに拘ったのはそもそも選択肢が少ないのと、やっぱり何か仕事でカメラを使う時にフルサイズセンサーであることの方が妙なトラブルにならないんです。
正直、スペックだけでいえばマイクロフォーサーズセンサーでも雑誌掲載にも耐えうる写真は充分撮れます。A4見開きでも全然OK。でもそれはカメラのことを知っている人だけに通用することなんですよね。たとえ写真を扱う仕事をしている人だったとしても(カメラマン以外)、キヤノンとオリンパスではキヤノンに信頼を置いたりすることは多々。実際にそういう場面にでくわしたこともあります。
初めてのキヤノン・RFマウントはオールマイティ重視でR5&24−105 F4で
画素数が補完できる分やっぱりR6よりR5。使い勝手の良さでいえば105mmまでは欲しいし、ミラーレスでボディが小さいのでF4レンズの方がバランスも良いんです(それでもちょっと大きいかも)。あとそこそこ寄れるので、よほど小さいものでなければ物撮りも対応可能。物撮り結構するので、重視したポイントだったりしました。
そのほか、縦位置グリップ好きなので一応追加して、電池も購入。クリップオンはしばらく出番がないので今回は見送りました。マウントアダプタもEFレンズ持ってないのでスルー。
と、長くなったので、今回はここまで。
後日中身の詳しい話と使用感についても書こうと思います。
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