はじめてのスケール模型に良質な参考書『プラモと学ぶヒストリー「真珠湾攻撃編」』
模型を趣味にすると必ず一度は気になる「スケールモデル」。
売れ筋はやっぱり『ガンプラ』をはじめとするキャラクターモデルにはなって、模型ジャンルへの足がかりもここからという人がかなり多いはず。
でも、スケール模型のほうが商品点数的には圧倒的に多いので、模型店などでの売り場面積も広く、気にならないはずがないと思います。
ただ、いざ作ってみたい! と思っても何を作っていいかがわからないのもスケールモデル。初心者にとってはどれもティーガーIだし、零戦だし、戦艦大和だしで見分けも付かないですしね。
なにか新しいジャンルに踏み込むにも何かしらの“フック”が欲しい…!
そんなお悩みに応えた本がホビージャパンから刊行されました。
ホビージャパンの別冊に旅と模型をテーマにした「ホビージャパンnext」という本のスピンオフとして、事象や歴史に基づいた模型特集を行っています。
今回のテーマは1941年12月8日に起こった「真珠湾攻撃」。なにげに昨年80周年だったことをみなさんご存知でしたか?
太平洋戦争開戦のきっかけとなった出来事ということで、割と日本人にも馴染みのある出来事を、漫画、レポート記事、そして模型でお届けしています。
模型誌の別冊でこれだけ懇切丁寧にモチーフについて解説してくれているものってあんまりないんですよね。
実写を交えた添え物程度の読み物であったり、なんならそういった類はなんにもなくて模型作例がズラズラ並んだグラビア調のものが多い中、これだけ懇切丁寧に漫画やイラストまで使って行っているのはかなり貴重だと思いますよ。
メインとなる模型部分は、キット製作に置ける工具・マテリアルにまで言及しているので、始めてスケール模型を作るための参考書として重宝することは間違いないです。
真珠湾攻撃ということで、扱っているジャンルは艦船模型と飛行機模型。
赤城や蒼龍を始めとする主力空母や、ご存知“零戦”などのキャッチーな機体が勢揃いしているのも非常にとっつきやすいのではないでしょうか。
ちなみに、判型(本のサイズ)は別冊「ホビージャパンnext」と同じなので、持っている人は本棚に並べて違和感ないですし、これを気に本家「next」の方も購入するのをオススメします!