ヘビを飼うこと(紹介編)
昨日は概要のみを書いた爬虫類の飼育について。
今日はピックアップして「ヘビ」について色々書こうかなと。
ヘビって爬虫類の中でも特にネガティブなイメージが強くないですか?
特に男性が苦手なイメージ。
逆に女性はトカゲよりも好きな人が多い印象ですね。
なんででしょ?
ヘビにネガティブな印象なのは動きと「毒」ですよね。あとは獰猛なイメージもでしょうか。
私もヘビを飼うことには少し抵抗がありました。
前回のブログでも書いたんですが、爬虫類はこちらの予期せぬコミカルな動きが面白さの一つだったりするのに、ヘビは基本的にニョロニョロしてるだけ。もしくは全然動かない。
餌もアレだし…(これについては後述で色々書きます)。
…だったんですが、なんとなく興味本位? 度胸試し? でペットショップでハンドリングをさせてもらったら、これがもうなんか病みつきになりそうな触り心地で。
サラサラとしてきめ細かくて…これまでにない感触。しかもギュウギュウと私の手を締め付けてくるんですね。
これは面白い! と、あっさり飼育を決意してしまったんです。
今飼育しているヘビ
飼い始めの頃の写真ですね。
左のカルフォルニアキングスネークが最初に購入したヘビです。ペット用のヘビって赤とか黄色とかカラフルなのが多いのであえて黒に。ランダムな模様が気に入ってこの子を選びました。
右は少し経ってから購入したブラックラットスネーク。どこかの爬虫類カフェ? みたいなところにいた真っ白くて大きいヘビが綺麗で、どうしても白いヘビが飼いたかったんですが、その時には真っ白はいなくて敢え無くこの子を(なんて言ったらかわいそうですね…)。
でもいまだに真っ白いブラックラットスネークは飼おうと目論んでいます。
ちょっと高いんですよね…。
この2匹は「ナミヘビ」と呼ばれるオーソドックスなタイプ。ざっくりと細くて長いのが特徴です。
他にもパイソンとかボアとかがいますがそっちはちょっと敷居が高くてなんとも。あと形も好きじゃないです。ボールパイソンとかは入門種としても有名なんですが。
あと、上の写真だとわかりにくいですが、頭から胴体にかけてのフォルムが違います。
カルフォルニアキングスネークは頭からそのまま胴体が続いているフォルム、ブラックラットスネークは頭と体がはっきりと違うくびれのある形状をしています。
ヘビの形は大きくは大体この2種類じゃないでしょうか。
頭から胴体が続いているタイプの方が顔が可愛らしいですね。
くびれがある方がヘビらしくてどちらかといえば強そうな見た目。
でもどちらかといえばカルフォルニアキングスネークの方が獰猛という(笑)。
ヘビは見た目で判断してはいけません(笑)。
と、カルフォルニアキングスネークは獰猛と言いましたが、入門種として有名。
気が荒いとかではなく食に貪欲で、肉系だったらなんでも食べて、しまいめには同族のヘビまで食べてしまうほど(だからキングスネーク)。
そのためヘビに付きまとう「拒食」がほとんどないと言われています。実際にうちのカルフォルニアキングスネークが拒食になったことはありません。
爬虫類を飼う上で一番困るのが餌食いの悪さ。
体調が犬や猫ほどにはわからないですし、明らかにおかしいというときにはもう手遅れ、なんてことも少なくないです。
だから基本的にはほぼ噛んできたりはしませんが、手に餌の匂いであったり、他のヘビを触った後にお腹が空いている状態のカルフォルニアキングスネークに触ると噛まれるリスクは高いです。
というか、それで一回噛まれたんですが(笑)。
噛まれた時は痛いよりも驚きの方が強かったですね。つまりそこまで痛くはないです。サイズにもよりますが、注射に刺されたくらい?
で、これがなかなか離してくれないんです。
無理やり外そうとすると牙が抜けたりとか、顎の骨が変なことになりそうだったので、
水にしばらく漬けて呼吸をするのを待って外しました。
ネットに載っていた外し方だったんですけど、その間ヘビに手を噛まれたまんまスマホで検索するという…今考えるとすごくシュールな光景(笑)。
ブラックラットスネークについては…特筆することは特に…。
大人しいですね。餌の食べ方も優雅。噛まれたこともそんなそぶりも全くありません。
あとは、カルフォルニアキングスネークに比べて大きくなるとか?
そう、サイズですが、
カルフォルニアキングスネーク…約120〜150cm
ブラックラットスネーク…約150〜180cm
といったところでしょうか。
この数字だけ見ると「大蛇じゃん!!」って思うかもですが、実際そうでもないです。
基本トグロを巻いてて大体4分の1くらいに収まりますし、太さもそこまでないので、巨大感はあまり感じないと思います。
その他の入門種と呼ばれているヘビは以下です。
入門種
コーンスネークです。
これが一番人気が高い人気種ですね。おとなしく噛まない、色も豊富で最大サイズも約120〜150cmです。
頭と胴体の間にくびれがあるタイプですね。
ボールパイソンです。
パイソン科で太さがあるのが特徴。顔がいかついですが、結構神経質みたいで、拒食になったり脱皮不全になったり、なんていう話をよく聞きます。なんで入門種なのか…。
ハンドリングしたことがありますが、ずっしり重みがあって、感触は大蛇そのもの。
でも最大100cm〜120cmくらいで全長は短めです。
色の種類も豊富で、人気は高いです。
ピアスをたくさん開けている女の子が飼ってそう(偏見)。
シシバナヘビです。
研ナオコみたいな顔で可愛いくて人気種です。色も豊富だし鱗のディテールも深くて細かいので見た目も派手ですね。そんな可愛らしいシシバナですが毒があります。爬虫類は見た目で判断したらダメですよ。
ただし、死ぬとかそういうのではなくて、獲物を痺れさせるくらいの弱い毒なので人間にはほとんど影響はありません。そもそも人間を噛むことが稀。
種類にもよりまずが、セイブシシバナで約150cmほどと言われていますが、そこまで大きくなることはありません。
爬虫類好きの森ガールスタイルな女の子が飼ってそう(これも偏見)。
あ、さらっと毒があるなんて書いちゃいましたけど、普通に購入できるペット用のヘビはほぼ毒はないと思っておいてください。
長くなったので、今回はこの辺で。
次は飼育などについて経験談を含めて書こうかと思います。