イギリスの名靴「トリッカーズ」を買いました。
ここ数年レッドウィングの革靴を買ってきましたが、いよいよ別メーカーの革靴にも飛びついてしまいました。
イギリスを代表する革靴メーカー「トリッカーズ」ですね。
正直、全然好みじゃなかったんです。トリッカーズたらしめるウィングチップがどうにもしゃらくさい…。でも革靴系のyoutubeとかブログを見てると好きな人が多いんですよ。それで、何が良いんだろうとふと色々と調べてたらエイジングが進んだ状態を目にして、一気に評価が変わってしまったんですね。これはヤバイ…と。
かといってレッドウィングよりも高いし、サイズ感もよくわかんないし、履いた時の具合も全く想像できないこともあってなかなか手が出せずモヤモヤしてたんですけど、これは一度足を通して見ないことには始まらん! ということで青山の専門店に足を運んだんです。
実際に足を通して見たら、想像以上にゴツくてスタイルも好み。もっとシュッとしているものかと思っていましたが良い意味で裏切られました。
革が硬いという前評判もそんなに気になることなく、レッドウィングとは全然違うはき心地と堅牢さに触れて、お金に工面ができたら買おうと心に決めたのでした。
店員さんの話によると、レッドウィングは足首で固定していて、トリッカーズは足首下の側面で固定する方式をとっているそうな。なので、レッドウィングはサイズが多少ずれても履けるけど、トリッカーズはレッドウィングよりもちゃんとサイズを合わせた方がいいとのこと(試し履きしておいてよかった…)。
ただ、よくぴったりサイズを選んで革が伸ばして馴染ませる方が良いという話があるけれど、あまりピッタリなサイズを選ぶと履くのがしんどくてだんだん履かなくなりますよ、と。
トリッカーズはレッドウィングとかに比べてもエイジングの進みが遅いみたいなので、それもあるのかもですね。
かつて履いていた会社の先輩からも「履いてもずっと新品みたいで綺麗なんだよね。性に合わなくて売っちゃった」って話を聞いたり、お店にあった良い具合にエイジングが進んだものも20年モノとかでしたし…。トリッカーズ、履き甲斐がありそうですよ。
ということで購入したのが定番モデルのカントリーブーツ「モールトン」です。色はエイコンというまさに超ド定番スタイル。
他にマロンとブラックがあって、マロンはエイジングするとカッコイイという話を目にしつつもやっぱり最初の一足はド定番が良いなということでエイコンで。
最後まで迷ったのは短靴タイプの「バートン」にするかどうか。
いよいよ短靴所有しとかないとなぁ…それならトリッカーズでとも思ったんですが(バートンも文句なしでカッコイイし)、やっぱりそこは最初の一足ってことでモールトンにしました。保守的。
まあ、全部買えば良いだけの話ですしね。もはや全部欲しい…。
しかもいまセールをやっているみたいで…。
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元値のおよそ半額と考えると超安い(高いけど)。
モヤモヤしますよねぇ。
とりあえず年明けの引き落とし後の残金とテンション次第では2足目いっちゃいそうです…。次はバートンかなぁ…。黒のモールトンも気になっているんですよね。
ちなみにモールトンとは別に「ストウ」というのもあってそっちの方が良いとかなんとかあるみたいですけど、仕入れ方法の違いで名前が変わっているだけで基本的には同じものらしいです。
こだわる人以外は気にしなくて良さそうですよ。
ケア前と目立った変化は無いです。若干しっとりしたかな?
2020年はレッドウィング共々、トリッカーズのエイジングもじっくり楽しみたいと思います。
フリスクサイズに“アソビ”が詰まったカメラ「キヤノン iNSPiC REC」
年末に突入しましたね! 多くの方は昨日から休みという方が多いのは?
今年僕は31日に日本を脱出して上海で年越しを迎える予定です…というと聞こえが良いですけど、まあ仕事なんですよね。
今年はなかなか仕事が収まりそうにありません。
さて、実はこの間にカメラを1台導入してまして、それがこちら!
キヤノンからリリースされたちょっと変わり種のカメラ「iNSPiC REC」です。
▲詳しくは特設サイトをどうぞ
当初はクラウドファンディングでリリースされたカメラで、その時は1000台が即完売。で、12月20日に晴れて一般販売された注目のカメラということでカメラファンの中では割と知られたカメラだと思います。
もう一般販売されると聞いて即購入したいと思っていた待望のカメラ。初めて予約もしちゃいました(笑)。
ざっとこんな感じのカメラです。
液晶がないので撮影した写真を確認する場合には、microSD(別売り)を取り出してPCに取り込むか、スマホアプリ「Mini Cam」をDLしてカメラを同期させればスマホで確認することができますし、そのまま取り込んでSNSなどにアップすることだってすぐできます。
同期具合は瞬時とまではいかないもののそこまでストレスのある感じではないです。ベンチでコーヒーとともに小休止しながら同期して取り込む写真を選定する、なんて使い方がベターじゃないかなと思っています。
なんだ、結局スマホと同期するのかよ。それだったらスマホのカメラで良いじゃん! っていう声も聞こえていそうですし、そういう意見もチラホラ見かけました。実際にセンサーサイズは1世代前のスマホ並みのようで、いよいよスマホと別に持ち出す意味ってなんなんだろ、って思ってしまいそうですよね。
キヤノンも提示しているようにこれって「アソビカメラ」なんですよ。
画面を見ながらスマホを立てて撮影するスマホカメラと違って、ちゃんとファインダーを覗いてざっくりとした画角を決めてシャッターを切る、紛れもない「カメラ」の動作を気軽でスタイリッシュに楽しめるため“だけ”のカメラ。
スマホで写真を撮ることに飽きた人やちょっと変わったカメラで遊びたい人はもちろん、一風変わった外見から周りから「何それ?」って言われて「実はね〜…」って話のネタにするのも良いし、なんとなくカバンとかにぶら下げて“意識高い系”を演出するのも面白いですよね。
このカメラに関して真面目に画素数とかセンサーサイズなどのスペックやスマホとの差異とか考えて語るとちょっと恥ずかしいかな。
価格も15000円ほどで安いですし、正直、普通のカメラと同じ土俵に上げて比較するようなことではないですね。
アソビカメラですけど、ちゃんと写真してますよね? フルオートだけど露出の具合もちょうどよくホワイトバランスもなかなか。キヤノンらしい色合いにも見えます(キヤノンのカメラほとんど使ったことないので豪語できませんが)。
「iNSPiC REC」良いですよ。期待通りのカメラです!
2019年一番好きなカメラ「富士フイルム X100F」。コンデジの“価値”を再評価。
最近、とにかく富士フイルムの「X100F」がお気に入り。
今年の夏にE-M1Xとともに超久々のコンデジとして購入したX100F。
それまではちょっとしたスナップでもレンズ交換式ミラーレスや一眼レフを持ち出していたんですが、そろそろ気軽に持ち歩けるカメラがほしいということでずっと悩みに悩んで、ようやく踏ん切りついて買ったのでした。
▲過去にも2度ほどブログにしています。1ヶ月レビューなんかもしてますね。このころとは印象も随分変わった…のかな?
1ヶ月レビューを改めて読むと、X100F独特の機能と動作感にちょっと面食らっている感じですね(笑)。まあそんなことにはすっかり慣れまして、今では特にストレスなく写真を楽しんでいます。
操作感とか動作の違和感なんてものは使っていけば慣れるもんなんで、それだけでカメラの価値を決めてしまうのは微妙なところ。まあ、そのカメラを何のために使うのか、目的が明確に決まっていればそうとは一概には言えませんが…。
携帯性と汎用性を併せ持つ見た目も抜群の高級コンパクトカメラ
「見た目が抜群」は人それぞれなところはあるものの、サイズ感の割にAPS-Cという大きめのセンサーを搭載しているところはやっぱり強いですよね。
スナップに関して言えば、ほぼシチュエーションを選ばないと思います。
感度を上げても画質の劣化は少ないですし、ボディ内手ぶれ補正こそ搭載していないものの、シャッターショックが小さいのでシャッタースピードもある程度稼ぐこともできます。
搭載しているレンズはフルサイズ換算で35mm単焦点。
35mmという焦点距離の画角は非常に苦手だったんですが、その原因は最短距離の長いライカレンズのせいというところもあったみたいで、比較的寄れるX100Fのレンズではそれっぽい写真も撮れたりしますし、望遠側であればクロップ機能で瞬時に50mmと70mmにすることも可能。もちろん単なる“拡大”なので画像は多少荒くはなるんですが、そこはやっぱりAPS-Cセンサー。スマホの拡大とは雲泥の差で画質は良いです。
広角側はどうしようもないので、距離を空けるか、何なら撮り方を変えれば良いだけの話かなぁと。全ての焦点距離を守備範囲にしたカメラなんてものはないので、カメラに自分が適応すればOKですよね。
あと、やっぱり軽い。
レンズ交換式のカメラよりももちろん軽いですし、同じスペックのコンデジと比べても軽い方だと思います(ほぼないけど)。
形も良いですよね。
一眼レフタイプの形だと上が出っ張ってくるんで、それだけでカバンに入れるときにかさばるんです。X100Fのようなレンジファインダータイプだと長方形で出っ張っているところもほとんどなく、レンズの出っ張りも浅いので隙間にすっぽりと収まってくれるんです。
X100Fでの撮影スタイルがハマりすぎて、そこからステップアップとしてデジタルライカってどうなんだろう? って思った瞬間もあったんですが、ライカって一眼レフ並みに重いんですよ…。持った瞬間に「これ違うわ…」って思ってしまいました。
デジタルライカはほしいんですけど、X100Fのそれとはまた全然違って、どちらかといえば一眼レフとかと同じ“写真を撮るために”持ち歩くものっていう自発的な感覚なんですよね。
X100Fの場合はその逆で受動的なカメラというか、撮影する機会に備えておくカメラという感覚なんです。
まあコンデジ全般がそういうものですよね。とりあえずカバンに忍ばせておいて、いざという時に活躍してもらうカメラ。X100Fであれば思う存分その力を発揮してくれる最高の一台と言って過言ではないです。
スマホのカメラ機能がそれって意見もあるかもだけど、はっきり言ってスマホのカメラってちゃんとしたカメラに比べてショボいじゃないですか(笑)。
携帯性抜群で高性能。いつでもふとガッツリ撮影モードに切り替えられるX100F。
使えば使うほど人気の高いカメラであることがうなづけます。
ようやく後継機の話もちらほら出てきました。
後継機…どうしようかな…。
最後に、X100Fを使っている人でこのやたらと高いフードの締め付けが緩いって人、いませんか? 僕は一度絨毯の上に落としたらスッカスカになってしまいました。
そんな時はこの隙間が空いている部分を下からぎゅっと軽く押して隙間の幅を狭めるといいですよ。一ヶ所だけでも結構変わってきます。指で簡単に調整可能です。
やりすぎると入らなくなりそうなのでほどほどに。