にわかから始まる趣味のススメ

にわかに“面白かった”ことを写真とともにお届けしていきます。

革靴好きが期待した「ビルケンシュトック」という“可能性”の話

革靴は10足以上持っているんですが、そのうち短靴は2足のみ。

レッドウィング 101 ポストマンと、これから紹介する「ビルケンシュトック ロンドン」です。f:id:PE110:20201227210553j:plain

ビルケンシュトックといえばサンダルのイメージが強いと思います。「ボストン」とか「アリゾナ」とか。そういった都市の名前がついているのも特徴。

東京を指す「Tokio」もあるんですよ。東京に思い入れがあるわけじゃないですけど、一応住んでるし、なんとなく欲しかったりしています。

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Tokioはカカトにストラップがついたボストンといったところ。欲しいけど仕事用にはストラップがちょっと邪魔かな?

 

当初はクロックスのような価格帯とラフさのあるサンダルをリリースしているメーカーかと思っていたんですが、そういうライン“も”あるだけで、どちらかといえば高価格帯アイテムがメインっぽい? 形は同じだけど素材はフェイクではなくて本革が使われているし、ソールが減れば変えられる。高級サンダルで知られる「ユッタ ニューマン」みたいに履き込む楽しみかたもしっかりできるんです。

 

そんなビルケンシュトック、サンダルだけでなくちゃんと「革靴」もリリースしているんです。どちらかといえばそっちに俄然興味があって、というのも、もともとビルケンシュトックは医療用にも使われるほどの独自開発のインソールで頭角を現したメーカー。履き心地にはあまり重きを置かれない革靴に「健康サンダル」のようなインソールが備えられているってヤバくないですか?

 

どのモデルを買おうかずっとずーっと悩んで悩んで…ようやく先日購入したのがこの「ロンドン」というわけです。

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ロンドンはボストンにカカトを覆う部分を用意したタイプで、だいぶ革靴寄りの形状。

これが初のビルケンシュトックってことで、日本ではマイナーな革靴タイプをいきなり選ぶことにヒヨったのが正直なところ…。あんまり情報も無いし。

ロンドンも欲しかったモデルの一つだったのでいいんですけどね。

 

あと欲しかったモデルが見つからなかったというのもありました。このオーソドックスな光沢黒のロンドンもネットのアウトレットでたまたま見つけたもの。起毛タイプはそこそこ見かけるんですが…。

 

今レッドウィングも入荷がかなり絞られているみたいなので、今の時期、実店舗でもネットでも欲しいモデルを見つけたら即買った方がいいかもしれないです。

 

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▲サンダルタイプと同じベルトで締める方式。その都度ちゃんと合わせた方がいいです。靴下の厚みとかでも結構変わります

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ビルケンシュトックの特徴であるインソール。隆起が設けられていて健康サンダルみたいな履き心地。履き込むとさらに自分の足に馴染んでくるので、あんまり中古は買いたくないですね

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▲アウトソールもビルケンシュトックならでは

 

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テカテカタイプですが本革なので最初のケアは行います。

要領は前回のブログの899と同じ。靴クリームは黒でもよかったんですが、切り口からの栄養補給がメインなので今回はナチュラルで。 

pe110.hatenablog.com

 ▲ここでも紹介しているブラッシング→汚れ落とし→デリケートクリーム→靴クリームの順番でケアしています

 

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▲もとがシャイニーなので、靴クリーム後のブラッシングムラが半端なかったです。吹き上げまくる必要があるので、シャイニーレザー系を買う人は要注意

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▲とりあえずケアが終わったのがこちら。なんかくすませただけのような(笑)

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▲可愛らしい靴下を履きたくなります

履いて歩いてみて、正直…そんなに期待していたような感動はなかったですね;

期待値を高めすぎたのもあるし、ロンドン自体サンダル寄りのモデルなのでギルフォードやクレイヴァルなどの革靴タイプなら違った感想になったのかも?

 

あと、クリームパンみたいな形状がイマイチしっくりこない(今更)。ロンドンはサンダル派生だからしょうがないにしても、革靴タイプもこのクリームパンラインをとっている感じなので、デザイン的にちょっと若すぎるかな? と。買う前に実店舗で実際に履いてじっくり吟味する必要がありそうです。

 

期待した感動はなかったにせよ、履き心地は良いし非常に楽。隆起したインソールがグイグイ押してくれて気持ちもいいです。完全にサンダルの履き心地。アウトソールのクッション性もサンダルの感じなので、分厚めのソールを変えるとガラリと化けそう。

 

革靴というよりはサンダルっぽい使い方であれば充分許容範囲ですし、サンダルはさすがにNGだけどサンダルくらいラフな感じで行きたいって時にロンドンは最高の選択肢かもです。冬の時期とか、カジュアルルックがOKな会社とか。

 

なんにせよこの手の靴の経年変化は未体験なのでじっくり履き込んでいきたいですね。

そして次こそは革靴タイプを…。

 

 

 

 

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無骨だけど優しい履き心地で頼れる一足。レッドウィング 899

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久々のブログ更新になっちゃいました。

 

このご時世なので在宅勤務などでブログ更新の時間も確保できそうなもんですけどどうも関係ないというか、むしろそのシワ寄せで昨年よりもバタついている印象。

 

もうすっかり年の瀬ですもんね。早かった。

 

 

今日は久々の更新にして久々の革靴購入ネタなんですけど…

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レッドウィング899。実はこれ買ったの5月なんですよ…。

 

半年も過ぎてようやくの購入ブログ、ってところからも、単にブログに飽きて更新してなかったわけじゃないことをお分かりいただけたかと思うのですが(その間もちょこちょこブログ更新しているわけで)、今バイク通勤ということもあって、新しい革靴を履き下ろすタイミングがなかなかなかったというのもありました。

 

バイク通勤時にはほぼ必ずレッドウィング2268エンジニアブーツなんです。エンジニアブーツとともに過ごした一年といっても過言ではない。
そのおかげでかなりエイジングが進んだのでその辺りもブログにしたいですね。

pe110.hatenablog.com

▲こちらは過去ブログ。もはや所感はこの頃から随分と変わっているはず。更新したい…!

 

レッドウィングを増やすの久しぶりだったなぁ…と思いきや、同じ時期くらいにポストマンを増やしていたんですね。ファーストインプレしかしていないので、現状の所感をブログにしたいところ。

 

pe110.hatenablog.com

 ▲随分前に買ったつもりが今年だったポストマン。良いですよ! とてつもなくオススメ

 

本題の899について。

 

ヤフオクで購入した新古品という感じで、1円スタートからイマイチ伸びずに結構格安で購入した一足となります。だから欲しくて買ったわけではなくて、たまたま入札したら落としちゃったという感じなんです。

 

加えて、899自体ネットで調べてもあまり詳しく出てこないし、購入モデルについては画像も引っかからなかったので、格安で落札したものの不安で積極的に履く気にならず、今に至ったところもありました。

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▲この靴紐のタイプだとミッドソールの色が違うモデルが引っかかるんです。でも先日たまたまフリッカーで同じモデルの写真を見つけてようやくひと安心? どこのモデルなのかは不明

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▲最大の特徴はビブラムのソールが使われていること。アウトドア志向が強まった頃にリリースされた899に初めて採用され、その後いろんなモデルにも取り入れられたらしい

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▲8インチブーツでフックタイプの編み上げ式。形も含めてロガーっぽいですが、爪先に鉄板などは入っていません

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▲ベロの端の切り欠きが浅くて、異物が入りづらいようになってます。こういうところもアウトドアスタイル?

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▲ベロの後ろにはお馴染みのタグ

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▲しばらく保管されていたせいなのか甲の辺りに汚れが。まあ履いていけば気にならなくなるでしょう

履き下ろしのケアについて

過去記事でも毎度書いてますが、新しく買った革靴は履く前に必ずケアをします。こういった類のブログや記事でやっていない人を見たことがないので、やった方が良いと思います。

 

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▲靴紐を外し

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▲馬毛ブラシでブラッシング。買ったばかりでもホコリがついてる場合は多いですし、特にベロ下側の内側はホコリが溜まりやすいので取り除いておきたいです

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▲左のクリーナーで汚れを取り、長期保管の疑いがあったので靴クリームの前に浸透しやすいデリケートクリーム(真ん中)を入れました。靴クリームは何にでもあうナチュラルで。最低限これらと馬毛ブラシ、豚毛ブラシは持っておきたいところ。布は古いTシャツとかでも良いですし、クリームは手で塗ればOK。ペネレイトブラシも安いんで買っておいて良いでしょう。やり方は調べればいくらでも出てくるので調べましょう

ということで、履き下ろしのケア後がこちら。

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▲艶の出やすい靴クリーム「クレム1925」によって比較的艶やかな仕上がり

最初のスッピンっぽい姿よりも外に履いて出て行っても大丈夫そうな安心感ありませんか? エイジング具合にも大きく影響しそうな気もしてくるので、精神衛生上にもファーストケアはしておいた方がいいと思いますよ。

 

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▲せっかくなのでコレクションの中でも古参で899にもよく似ている「877」とそろい踏み

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▲当たり前ですけど全く違うモデルですね。877くらいエイジングが進んだ状態が今から楽しみです

 

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実際に履いてみた感想としては…。

 

まず靴紐を締めた際に付くベロのシワの正解がわからない。まあ正解なんてなくて、なるようにするしかないとは思うんですけど、こういうのは最初が肝心なので気になっちゃいますよね。877もそうでした。ベロ両端の切り欠きが浅くてシワの逃げ場がないタイプは要注意。

 

靴紐が締めづらいですね。これは履いていくことでだんだん馴染んでくるとは思うんですけど、フックタイプが故に緩みやすく、最後がホールタイプになっていてそこに紐を通そうとすると手前のフックから紐が外れることが多々。ただ、フックタイプではない877や2015よりもはるかに脱ぎ履きしやすいです。

 

8インチ丈に粒高ソールで歩きづらいかと思いきや、クッション性がよくて結構歩きやすいのが印象的でした。歩き回る取材時に履き下ろすというあえてのドMスタイルをとったんですが拍子抜けでしたね。地面の悪いところでも試してみたいところ。

 

そんなところでしょうか。

 

しばらく履いたらエイジング具合をレポートしたいですね。プレーントゥタイプは変化がわかりやすいので楽しみです!

 

 

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引き出物から始めるシューケア生活のすすめ

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サフィール」ってメーカー、知ってますか?

多分革靴が好きで手入れする人だったらまず知ってる、シューケア用品を多数リリースしているメーカーさんですね。

 

意外とシューケア用品って揃えようと思うとコストがかかるんです。
靴クリームも一つ平均1000〜2000円くらい? 靴クリームだけでなくブラシも基本的には色ごとに使い分けないといけないので、革靴に多い黒、茶色そしてオールラウンドな無色を揃えれば3倍かかるというわけです。

僕は、黒系と無色の2色構成にしています。茶色にもいろいろあるし、赤系のものも持っていたりしてキリがないので、その辺りは無色で全部カバー。

 

100均でもそういった類の商品って売ってはいるんですけど、数万円の靴を履いておいてケアは100均っていうのもちょっと貧乏くさくないですか?(笑)。モノは所詮一緒ですよ、と言われてももはやこれは気持ちの問題。

 

なので、それなりのメーカーのものを使うのですが、その中でもサフィールは若干高め。好みもあるのでなんとも言えないですけど、基本的に評判もよく、靴磨きを生業にしている人たちの中でも使っている人は非常に多い印象です。

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▲先日導入した「クレム1925」はサフィールの鉄板商品の一つ。使う人が使えば艶やかな仕上がりになることでおなじみ

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▲クレム1925は先日購入したレッドウィング 101 ポストマンのプレメンテにも使いました


pe110.hatenablog.com

 

先日、妹の結婚式の時にもらった引き出物のカタログをそろそろ選ぼうと眺めていたら、まさかのサフィールの靴磨きセットが…!? 結婚式のカタログのやつって、もうガチで選び出すとキリがないじゃないですし、いい機会なのでチョイス。

で、届いたのが冒頭の写真というわけです。

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▲パッケージがメーカー仕様だとちょっと嬉しいですよね。なんとなく捨てにくいのがアレですけど

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▲缶の容器に入っています。実はこれが決め手だったりしました。シューケア用品って専用のケースが売っているようで売っていなくてバラバラしがちなんです。デザインも豪華

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▲開けるとこんな感じ

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▲汚れ落とし。軽い汚れに対応したもので、綺麗にすると同時に革に栄養も与えるとか

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▲靴クリームは普通のグレードではあるものの、容量は一般商品と変わらないですね。靴クリームはあるに越したことはないので良し!

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▲布です。クリーナータイプでちょっとモコついたやつ。磨き上げる時に使いたいですけどちょっともったいない

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▲ブラシ関係。サフィールのブラシってちょっとお高めなので、地味に嬉しい。強いていうなら、一番左のペネレイトブラシは四角いタイプであってほしかった…。ただブラシもあるに越したことはないですし、馬毛ブラシ(真ん中)もあまりみないサイズ感のもので、小回りが利きそう

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▲箱にはサフィール製品の宣伝とともにシューケア方法も書いてあって、スターターセットといった様相

で、結局まだ一度も使ってないという。すでにショーケア用品は持ってますし…。
まあでも基本どれも消耗品なので、今使っているものがどうしようもなくなったら使い始めようかなと思っています。

 

持っていない人はこういうセットから始めてみるのはいいかもしれません。紹介したのは引き出物ですけど、調べてみるとちょこちょこそういった商品はあったりするみたいです。

 

どこのメーカーをチョイスすればいいかわからないとかもあるかもしれませんが、とりあえず持っていないよりはマシなのでとりあえず買ってみることをオススメしますし、僕みたいに引き出物で見つけたなら実質タダ(?)ですから、革靴を一足でも持っているなら、この機会にシューケアを始めてみるのもいいかもしれませんよ。

 

 

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