一人暮らし、包丁を1本持つなら「ペティナイフ」がオススメなわけ
自炊メインの生活になっておよそ1年。学生時代から使っていた包丁が…。
ほぼほぼ一新しました。
もともと持っていたものは、たしか上京とともに街のホームセンターで買った3本3000円みたいなセット包丁。別に切れないわけじゃないけれど、切れ味が良いわけではなかったので置き換えちゃいました。
あと、念願の筋切り包丁も買いました。
完全にこの方からの影響。長い筋切り包丁で繊細にカットしていく様子がカッコよかったんですけど、最近は使ってらっしゃらないですね。
鋼で切れ味はめちゃめちゃ良く、刃にくっついた端材を払ったら知らない間に手を切ってしまうくらい。結構怖い。ただ、刃が直刃なため、うまいことしないと千切りはくっつきがちですね。そのため、お肉を切るときにしか使っていません。鶏肉とか1ストロークで切れます。
こうして自炊に慣れてくると道具…特に包丁に目が行くようになります。で、何本も買ってわかったのは、結局一番使うのが「ペティナイフ」ってこと。とにかく使い勝手が良くて、上の写真でもわかるように、5本中3本がペティナイフになっちゃいました。
これから自炊をしたいけど包丁持ってないって人は、名前からしてもオールマイティな雰囲気の「三徳包丁」が良さげに思えるんですけど、大きさと形状が中途半端で器用貧乏な印象。12〜13センチくらいのペティナイフ1本に、いざとなった時のために20センチクラスの牛刀を用意しておけばほぼ対応可能です。
一人分のご飯を作るのに12〜13センチのペティナイフで対応できないものはない
自分の食事を作るのに、かぼちゃやスイカをまるまる一個処理したり、ハマチやブリを捌くなんてことはそうは無いでしょうし、それは16センチほどの三徳包丁でも超大変。
逆に、玉ねぎの根を最低限の量で取り除いたり、トマトのヘタをくり抜くなんて作業も三徳包丁ではやりづらく、むしろペティナイフの専売特許。そしてそのままカットするのも三徳包丁と遜色ないので、スムーズに作業が行えるというわけです。
ハマチやブリは無理でも、アジくらいサイズであれば捌くこともできます。むしろ形状的にも三徳よりもペティの方が捌きやすく、慣れれば小さめの鯛だって簡単に捌けます(別途ウロコ取りが必要)。
鋼製はメンテが必要だけど、作業が楽になる
そんなペティナイフも刃が短い分、量をこなすのが不便。玉ねぎ2、3個みじん切りをペティナイフ1本で…となるとなかなかしんどいです。それも、切れ味が良くてそれに重さが加わってくれる鋼製にすれば多少軽減するし、それ以外のちょっとしたカット作業もステンレス製に比べて格段に楽です。
ただし、鋼製はステンレス製に比べてどうしても錆びやすいので、こまめに水分を拭き取ったり、砥石などを用意しておくと良いですよ。
オススメ包丁5選
包丁はそんなに高くなくてもいいです。僕が使っているのも3000〜5000円程度。鋼製であればその価格帯でも切れ味が良いので充分オススメできます。
1.兼松作 洋庖丁(日本鋼・ツバ付)ペティーナイフ 15cm
業務用の包丁なので見た目は地味ですがコスパの良い鋼製の包丁。同価格帯のステンレス包丁を使っている人はあまりの切れ味にビビるはず。僕はビビりました。
一応刃渡り15センチのタイプなんですけど、グリップ上部の金属部分も含めての長さで、実際刃になっているところは12.5センチ程度なので注意。充分事足りますけどね。
2.堺孝行(日本鋼・ツバ付)ペティーナイフ 15cm
1と内容も性能もほぼ同じ(違うかもだけどわかんない)。“堺孝行”は包丁ブランドとして有名なので、そういうのも加味するならコチラもオススメ。兼松さんも有名ですけどね。
3.ラバーゼ la base 有元葉子 ペティナイフ 125mm
前のブログでも紹介したラバーゼのペティナイフ。これがホント最高で、グリップが長いんで手元の操作がしやすく、手への収まりも○。ペティナイフらしい作業がすごく楽なんです。使い込むとグリップが色濃くなって雰囲気出てくるのも良いですよ〜。ラパーゼの商品はどれも見た目がいいんですけど、これは実用性も兼ねていますね。ついつい手が伸びてヘビーユーズしています。
4.藤次郎 ペティナイフ 130mm ORIGAMI
ちょっと変わったタイプが欲しいって人にはオススメのペティナイフ。カーボンステンレスをその名の通り折り込むように形作った珍しい包丁です。刃渡り違いで何本か用意されているので、このシリーズで統一するのも楽しいかもしれません。
写真ではわかりづらいですけどグリップが空洞になっていて非常に洗いづらいのが欠点。
5.DYK(ダイク) ステンレス 包丁 (ペティナイフ, ブラック)
包丁と一緒に砥石を用意しておくとなお良し
包丁は使っていくとどうしても切れ味が悪くなってきます。切れ味が良くないと作業効率も上がらなくて料理がつまらなくなりますし、変に力が入って怪我をしたりもします。
そのためにも砥石と、研ぐ技術は身につけたほうがいいです。コロコロ転がす簡易的なものは一時的で、包丁も痛むイメージがあります。
包丁の研ぎ方の動画はネット上にたくさん転がっているので、参考にすれば誰でも研ぐことができますよ。