にわかから始まる趣味のススメ

にわかに“面白かった”ことを写真とともにお届けしていきます。

3日で作る車模型。家での休日を豊かに過ごすプラモデル製作。

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世界各国に引き続き、日本でも緊張感が再度高まって外出が困難になってきましたよね。

 

こんな時はやっぱりプラモデル製作。

基本的には屋内で楽しむ一人遊び。でも今は誰でもSNSを通じて世界に発信できるので、一人遊びだったとしても共通の知り合いや趣味の人とこの楽しさを共有することも難しくありません。

 

来年度にまつわる展開を告知するためのイベントが多数催されるこの時期、世界情勢の影響で軒並み中止になったことで先週の三連休は途端に暇になってしまいました。

要因はともかく、せっかくまとまった時間をいただけたいい機会なので、久々に仕事以外でプラモデル製作に没頭してみることにしました。

 

三連休中に作るプラモデルの製作プランとは?

・キット→タミヤ 1/24 ポルシェ911 '88

・仕上げ→それなりな塗装仕上げ

・製作期間→3連休中で完結!

 

先日リリースされた「ホビージャパンエクストラ」の「HJEX模型部」というコーナーで車模型を作ったものの超不完全燃焼な出来映えだったのでリベンジ! 車種は同じくポルシェで88年式の911をチョイスしました。

スケール模型で、なおかつ車模型なので素組み(無塗装組み立て)とはいかないなと。3日間の作業量で収まる範囲で塗装を施してそれなりな仕上げを目指します。

 

連休明けると時間がなかなか取れなくて途端に作る気が失せちゃうのが目に見えているので…。

 

三連休で作る、タミヤ 1/24 ポルシェ911 '88製作内容

ということで、3連休中の製作内容をダイジェストでお届けしていきましょう。

 

1日目

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▲こちらがパッケージですね。キットとしては結構古いですがタミヤのキットなので組みやすさは折り紙つき。ポルシェをチョイスしたのは…なんかかっこいいから。京セラコンタックスのカメラも好き

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▲パーツがめちゃくちゃ少ないんですよ。これで車体内部や足周りが完成します

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▲組めました。だいたい30分くらいです。もう完成が見えましたね。ハンドル周りをくっつけていないのはデカールを後々貼るため

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▲タイヤを取り付ける際にはパターンに気をつけたいですよね。これが逆になっているとめっちゃカッコ悪い…

30分にしてなんか完成が見えちゃったんで(笑)、息抜きに外を散歩。
外にはあんまり出ない方がいいとはいえ、家にばかり籠っていると気が滅入るじゃないですか。

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散歩がてら近所の桜をパシャリ。 

pe110.hatenablog.com

 ▲その時のブログがこちら

2日目

結局1日目はシャシー部分を組んで結局何もしないという…(笑)。

 

いや、やる気はあったんです…想定していた塗料が家に無くてどうしたものがと途方に暮れていたらその日終わっていたんですよね…。まあ、プラモデル作っていればよくあること(?)。

 

大嫌いなマスキング作業を久々に嗜んでみつつ、パッケージに合わせたカラーリングでそれなりな仕上げを目指そうとやんわり思っていたんですが、一気に方針を転換。

ありものの塗料を使った筆塗りオンリー仕上げで完成させることにしました。

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▲下地塗りが完了したところ。ゲショゲショですね。これでいいんです。筆塗りでエアブラシ仕上げみたいなことははっきりいって出来ません。溶いたラッカーパテでテクスチャーをつけて明るい色を置く部分にはラッカー塗料の白を筆塗りしました

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▲本体色は白とライトブルーの混色だったかな? そこにサビ表現のために茶色をガサガサっと。それだけだとあれなのでサビによるダメージも加工しました

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▲ここで一旦コート。ボディは半ツヤ、シャシーはつや消しを吹きます
3日目

トップコートも乾いたところで汚し塗装へ。一気に仕上げていきます。

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タミヤ ウェザリングカラーとウェザリングマスター

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ウェザリングカラーの中で一番マルチに活躍するのがこのグラウンドブラウンだと思います。黒すぎず茶すぎず

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▲薄めに溶いたウェザリングカラーを挿せばダメージ加工部分もそれらしく見えてきます。ちなみにこの加工はデザインナイフのみで行っています。やり方はデザインナイフを斜めに入れてグッと持ち上げる、ただそれだけ。それを雰囲気よくやるだけです。これはモデラーの小池徹弥さんが「月刊ホビージャパン」のアクアリウム企画で作ったザクにやっていた方法なんですよ。初めてなんで塩梅が難しかったですがまあまあポイ感じになったかなと

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ウェザリングカラーは複数色使っています。奥まったところはマルチブラック、中間にはグランドブラウンにステインブラウンをプラス、明るいところには薄く溶いたサンドブラウンといった感じ。濃度も塗布する場所に応じて調整。ボディ下部とか奥まったところは瓶ナマだったりします。拭き取りには綿棒は使わず、溶剤をつけた筆で吸い取るような感じで。筆ムラもごまかせます

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▲本来ホイール内側が黒なんですけどメッキ剥がしたりとか超面倒なので、グランドブラウンを瓶ナマ塗り。つや消しスプレーを吹いたのはウェザリングカラーを少しでも定着させたいからでした

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ウェザリングカラーだけだとツヤ感にギャップがあるので、ウェザリングマスターを使って中和させていきます。ウィンドウにもつけちゃいます。中身塗ってないんで。だったらハンドル周り別にしなくても良かったんでは? っていうのは無しで(笑)

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▲ボロボロにしてやりました。これをシャシーと合体させれば完成ですね

完成!

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ということで完成しました。ちょっとやりすぎた感は否めないんですけど、製作期間は3日間(作業時間的には15時間くらい?)で初めてしっかり完成まで持っていった車模型作品としては悪くないんじゃないかな?

 

写真を撮りに行く

方針転換した時にこういう写真を撮りたい決めていて、完成直後ギリギリ日が沈む前だったのでダッシュで外へ!

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▲ボロボロの車には草むらがよく似合う。道ゆく子供達からの稀有な眼差しを向けられたんですが日没間際だったので気にせず撮影

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▲マンションの入り口の雰囲気がよかったのでパシャリ。住民が来ないことを祈りながら…

 

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▲部屋に戻ってライティングして撮影。黒バックで撮ると締まって重厚感が増します。荒いところもごまかせますしね

プラモデルを楽しむコツは短期決戦にあり?

こだわればこだわるだけ時間はかかるし、なんならいつまでも完成しなかったりするのがプラモデル。でも結局プラモデルが楽しいと一番感じるのは組み立てている時よりも完成した瞬間にあると思うんですね。
無塗装で素組みしただけでもそうですし、今回みたいに色を塗ったりして手間をかければそれだけ楽しさ・嬉しさも倍増します。なんでもそうですよね。

思いがけない休みにプラモデルを作ろうと思った人は、どういう形であれ“休み中に完成させること”を目指してみてください。使える時間でどういう仕上げが行えるのか。素組しかできない場合はそれでもいいでしょう。もしかしたらスミ入れや部分塗装はできるかもしれない。そんな計画をなんとなく立てながら製作を進めてみてください。

 

模型は完成させてこそ。完成すれば次も作りたくなるし、次に完成するプラモデルは前回よりも絶対に上手なものになるので。

作ったものをSNSに積極的にアップするのもいいです。他人の評価はプラモデル製作のモチベーションになりますし、人に見せるとなればさまざまな工夫を凝らすきっかけにもなりますしね。

 

ブログを通じてプラモデル製作の熱も高まってきたので僕もまた何か作ろうかな。

 

皆さんもぜひプラモデル製作を楽しんでみてください!

 

 

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