付録とは思えない。今だかつてなくこんなにもストレスフリーな飛行機プラモデルってあっただろうか?
「月刊モデルグラフィックス」2019年3月号に付属する1/72隼の付録キットを作ってみました。
組み立てだけだとおよそ30分。私は組み立てるのがそんなに早い方ではないので結構リアルな時間だと思います。
飛行機模型を製作するにあたってのぶち当たる壁である
1.本体が左右割になっていて合わせ目が目立つところ。合わせ目を消そうとすればディテールが消えてしまうので、ディテールを掘り直さなくてはいけません
2.キャノピーの窓枠塗装が手間
それを完全にクリアし、しかもパーツ数は極力少ないにも関わらず超ハイディテールという、これまでの飛行機模型では考えられないほどにストレスフリーなキット内容でした。
飛行機模型に興味はあるけど、ハードルの高さを感じてしまってなかなか組みたいとは思えない人は入門編として超最適なキットなので、是非作ってみてほしいです。
本には隼が活躍する「荒野のコトブキ飛行隊」の内容もぎっしり載っていますし、キット製作前・後に読めば隼について色々と知れて、次はこの飛行機を作ってみようかな? …と思えるかもしれませんよ。
というのは、表向きの感想。
キットは本当に素晴らしいと思うんですが、素晴らしすぎて大丈夫? というが個人的な正直な感想だったりします。
ぶち当たる壁としてあげた2項目、確かに作る上で面倒なことは確かなのですが、多少の手間があった方が作り上げた時の達成感が高まって、次も作りたいという欲求も上がると思うんです。
快適はそれだけだけど、面倒は楽しいにつながりやすいんですよね。
趣味と呼ばれるほとんどは面倒で手間がかかるものだったりしませんか?
とはいえそんな感想は、模型を作れる人間だから思うことなのかもしれないので、話半分で聞いてもらえたら幸いです。
私の個人的な感想はともかくとして、キットは本当にすごいものなので、ぜひ作ってみてください。
一度別の飛行機キットを組んでみてから挑戦してみると、このキットの凄さをより体験できるかも?