体がバキバキになるオフロードの世界
昨日は急遽仕事をお休みして、会社の人とオフロードを走りに行ってきました。
その前日に多少雨が降った影響もあって、若干コンディションが悪かったのですが、正午を過ぎる頃から徐々に乾いてきてグリップ力も上がり非常に楽しめました。
オフロード走行を初めておよそ1年。スクールなどに行ったこともなく、我流でやっているんで技量は初心者並。この日、今更ながら走行時のフォームを指摘されるなんてところからもそのレベルがあまり高くないことが想像できるのではないでしょうか(笑)。
オフロードを走ること
オフロードを走ることの楽しさとは、未舗装道路を自然とともに楽しむという非日常にある…だけでなく、それ以前に、オフロードを走ることはバイクを使ったスポーツなんですね。
オフロードを走ると超疲れる。こんな話をすると、大概の人が「エンジンで勝手に走るバイクに跨っているだけでそんなに疲れるんですか?」と言われてしまいます。
バイクによるオフロード走行には、その走る場所や内容で、モトクロス、エンデューロ、トライアルなど色々あります。
私が行っているのは、主にモトクロス。土のコースを走って飛んでます。ファミコンの「エキサイトバイク」をイメージしていただければいいと思います。あんなに転がったら無事じゃ済まないですが(笑)。
オフロード走行用バイクは比較的軽めに作られているとはいえ120〜150kgの車重があり、それが馬数十頭分の力で走るわけです。加えて未舗装道路なので、予期せぬ挙動も起こります。それを人間の力で制御しながらある程度のスピードで走行しないといけないので、それはもはや全身運動なんですね。
初めてのオフロード
初めて本格的(?)なオフロードをしたのは、忘れもしない真夏の炎天下。ほんの600mもしないコースを一度乗っただけで滝のような汗が流れ出て、バイクを降りたらまともに立てなかったことを覚えています。完全に運動不足。
その後、数回走ったら次第に汗が出なくなりました。軽い脱水だったんでしょう。頭から水を被ったなんて高校生以来でした。
初めてのオフロードはコースを10周できたかな? くらいでした。
その日帰って、あまりの疲労感に早めに就寝したんですが、急激な筋肉痛が始まり、そのなんとも言えない体の軋みで寝られませんでした。
正直なめてましたね(笑)。
行く前にも同行者にしんどいよっていう話は聞いていたのでなんとなく想像はしていたんですが、その運動量は想像以上。やっぱりどこかで「所詮勝手に走るバイクに跨っているだけ…」って思っていたんですね。
装備も不十分でした。汚れてもいいバイク用ジャケットにグローブ。簡易的な膝パットと、ブーツはまあ一応オフロード用? みたいな完全に舐めきった格好という。
今も完璧とは言えないですが、当時に比べてかなりマシな格好にはなったと思います。
この方のサイトを随分参考にしました。かつて乗っていたバイクが私と同じWR250Rだったことも大きいですね。見てみるとオフロードの世界を垣間見ることができるかもしれません。最近はカメラのことも書かれているようです。
WR250Rでオフロードの世界に…
実は、当初はオフロードを走るつもりはなかったんですよね。セカンドバイクを選ぶ際に、これまで乗ったことがないトレールバイクにしようと思っていて、それでちょっとした林道を、それこそ未舗装道路を大自然とともに満喫する、そして写真を撮るみたいなことをイメージしていたんです。
最有力候補はヤマハ トリッカー。
デザインも可愛らしいし、街乗りやちょっとした林道も行けてセカンドバイクとしては最適だと、実際にバイク屋さんに見に行ったりもしていました。
そうしたら、バイク屋さんにあったんです。国産トレール車最強と名高いバイクが。
ヤマハ YZF-R1といえばヤマハのスーパースポーツクラスのフラッグシップマシンで、様々なレースシーンでも結果を残しているバイクなのですが、そんなR1のトレール版として開発されたのがこのWR250R。
そのほかの同じジャンルのバイクに比べても性能はダントツで、ファンの間では一目を置かれているバイクです。
その分価格は高いし、車高が高いので乗り手も選びます。
トリッカーを跨った後、なんとなくどんなもんなんだろうと跨らせてもらったのが運の尽き。
えー! なんか全然違うし、普通に跨がれてしまう…。
エンジンもかけさせてもらったら、もうトリッカーがオモチャに感じてしまうほどのフィーリング。
しかもタイミング的に生産終了が発表された直後で、今後再生産されるかもわからないから買っておいて損はないとの情報も。
トリッカーを検討していたことなんて遥か彼方へ飛んでいき、結局WR250Rを購入することにして、せっかくこんなバイクに乗るんだったら、本格的なオフロードにも挑戦したいと思って今に至る感じです。
このブログを書いている今も全身筋肉痛ですが、オフロード楽しいですよ。
大人になって、ビショビショになったり泥だらけになることなんてないですから。
今後は車を持ってレーサーも…と想像はしますが、そこまでの技量もないですし、しばらくはこのWR250Rとともに、本来なら高価で取引されるバイクを二束三文にするくらい練習したいなと思っています。