にわかから始まる趣味のススメ

にわかに“面白かった”ことを写真とともにお届けしていきます。

可愛いさしかないホンダのレジャーバイク「モンキー 125」に乗ってみました

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久しぶりにバイクのことでも。

写真のバイクはご存知でしょうか? ホンダが昨年リリースした新たなレジャーバイク「モンキー 125」です。

 

ホンダのロングセラーバイクの一つに「モンキー」というバイクがあります。モンキーは1961年〜2009年まで作られた50ccバイクで、その小柄な見た目とメカニカルな様相で人気を博し、今でも好んで乗っている方が多いです。

街中で子供の乗り物みたいなバイクに乗っている人をチラホラ見かけませんか? それはおそらくモンキーかゴリラというバイクだと思います。

「ゴリラ」というバイクはモンキーよりもタンクが大きくでゴツく、まさにモンキーに対するゴリラというフォルムを擁しています。

 そのほかにもエイプ、猿系ではないですがダックスなんていうバイクもありましたね(いずれも廃盤)。

 

エイプは2000年初頭の若者を中心に人気だったバイク。このころ大学生だった方の中には乗っていたなんて人も結構いらっしゃるのでは? 表参道や渋谷などで路駐されていたのをよく覚えています。

 

モンキーについて詳しいことは以下のサイトをご参照ください。

bike-lineage.org

▲バイクのことを知るならこのサイトが一番です。詳しくかつ面白く解説してくれているので、超オススメです。

 

そんなモンキーも電子制御のフューエルインジェクション化を果たしながらも惜しくも廃盤となり、その後継機として登場したのが今回紹介する「モンキー125」というわけです。

 

ちなみに、このモンキー125は購入したというわけではなく、仕事の関係でお借りしたもの。大体50キロほどにはなるんですけど試乗することもできたので、インプレなんか書いてみようかなと思います。

 

外観

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▲ホンダらしい赤と白のツートーン。このカラー以外にイエローとブルーがあります。シートの座面は大きく座りごこちは良好です

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▲サイドカバーに「Monkey」のロゴ。車体のデザインに合わせて可愛いフォントですよね。左側のサイドカバーはキーで開けることができ、ちょっとした書類を入れたりなんかできちゃいます

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スーパーカブなどでおなじみのホンダのお家芸とも言える横置きエンジン(シリンダーヘッドが横になっているエンジン)が搭載されています。エンジン自体は同社のグロムと同型のものが使われているみたいですが、おそらくモンキー125に合わせた調整が行われています

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▲ヘッドライトは丸型で、前身のモンキーの雰囲気を醸し出しています

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▲メーターは一つのシンプル構成。丸型で可愛らしい

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▲キーでONにすればモニターが表示されるデジタルメーターです。今のバイクでは当たり前になりましたね。タコメーターはついていません

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▲125ccの小柄なバイクですが、キーは一丁前のサイズ。僕のメインバイクであるVmax1200のより断然大きい
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▲ハンドル周りは普通です。この辺りは排気量変わってもほとんど変わりませんね。ただ、ホンダのバイクは左側のボタンのレイアウトが他社のバイクとは違って、ウィンカーとホーンのボタンが上下入れ替わっているため、乗り始めは大体クラクションを鳴らしがち(2回やりました))
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▲豊富なメッキパーツも特徴のモンキー125。もし所有したら綺麗に保ちたいところです

往年のモンキーから比べると大きくなったと言われるモンキー125(何かサイズ比較になるもの撮っておけばよかった)。でもやっぱり125ccということもあって小柄だし、扱ってみるとモンキーらしいミニバイク感を充分に感じられます。

また男性であれば後輪を比較的簡単に持って浮かせられるくらい軽いので、見た目と相まって女性にもオススメしやすいですね。

 

走行インプレ

1.ゆったりとした乗り味で、バイクで走る気持ちよさをのんびり楽しむことができる

はっきりいって遅いです。

レスポンスもあまりキビキビしていないので、同じ125ccクラスのスクーターのようにすり抜けしまくって車列の先頭に停止線を無視して止まって信号待ちをする、なんていうマナーの無い走りには向いていません。

というか、乗ってみるとそういうポテンシャルのバイクでは無いことがすぐにわかるので多分やらないと思いますし、それでイライラすることもなかったです。

非常にゆったりとした気持ちでバイク走行に集中できる不思議なバイク。

 

ただ、自動車専用道路のような流れの速い道や、信号機が少ない地方の山道のようなパワーが必要なところではちょっと辛いかもしれません。

ストップ&ゴーが主な都会の道路に非常に適したバイクですね。

 

2.車からナメられやすい?

試乗中、車がスッと自分の車線に車線変更してきたり、このタイミングで!? という距離感で右折されたり、ヒヤッとする場面に2、3度ほど遭いました。

最初は車体のサイズ感のせい? と思ったんですけど、このモンキー125のスピードも影響しているのではないかとも思いました。

 

車もバイクも同じ道路を同じ法定速度内で走ってますけど、初速→法定速度までの時間や、屋外と屋内、二輪と四輪などそもそも違う乗り物なので、快適な走行方法というものも違いますよね。そういったそれぞれの“領域”がうまいこと共存していることで今の道路事情は成り立っていると思っています。

 

で、モンキー125はちょっと“車の領域”に近いポテンシャルになんです。発進スピードはほとんど車と変わらないし、法定速度に達するまでの時間もほとんど一緒。だから、他のバイクに抜かされたりしてもストレスは感じられないし、車からの干渉を強く感じたのもそのせいではないかと感じました。

 

3.燃費がめちゃめちゃ良い

50キロほど走りましたけど、下道トロトロ走りでガソリンメーターは1目盛分しか減らず。5.6リッター入るので、およそ300キロは走ってくれる計算になります。

125ccクラス全般に言えることではあるんですけど、このモンキー125も非常に財布に優しいバイクです。

メインもしっかり張れる可愛い相棒

このモンキー125、とにかくパワーがあって速いバイクに乗りたいという人には決してオススメしないですが、生活を豊かにするための相棒が欲しいという方にはぜひオススメしたいバイクです。

とにかく可愛いんです。そして乗っている自分も可愛くなった気になって、青山辺りをフラっと走っている時なんてちょっと注目されているんじゃないの!? っていう妙な自意識過剰になってみたり(笑)。

 

あと、メインのバイクがパワー重視の人へのセカンドバイクとしてもオススメ。僕も普段はVmaxとWR250Rというバワー重視のバイクに乗っているのですが、モンキー125の乗り味はちょっとした癒しになって、お金とスペースが許せば買い足しでも良いと思わせてくれるほどでした。

 

ただ、少々お高め…。税込で大体40万超え。125ccのバイクにそこまでのお金を費やせるかというとちょっと引いてしまいますが、装備もなかなか豪華ですし、モンキー125でしか味わえない魅力は詰まっているので、値段だけでは測れないところはありますね。

 

あと、これは賛否分かれるところではありますが、軽装備でぜひ乗りたいバイクです。インナーアーマー付きのジャケットにフルフェイスヘルメットで乗るにはちょっと不粋な感じがします。

目的地まではそれなりの装備で。そこからは半袖に半ヘルで、モンキー125から生み出される走行風や振動を肌で感じてバイク走行の楽しさを全身で楽しんでもらいたいですね。

 

 

 

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