今だからこそ財布にこだわりたい。日本文化を凝縮させた「所作」という財布を知っているか?
電子マネーが主流になりつつある今だからこそあえてこだわりたいのが「財布」。
皆さんはどういったお財布を使っていますか?
僕自身、財布に特別なこだわりはなくて、まあ身に付けるものだからあんまり安物にはしたくないし、なんとなくブランドものが良いのかな? …なんていうふんわりした考えでこれまでは選んでました。
そんなある日、流石にボロくなってきた財布を買い換えたいと思っていた矢先にYOUTUBEで「ハズム」って人の動画が引っかかり、そこで紹介されている「所作」というブランドの財布が結構面白くて、色々と調べた末に買ってしまいました。
▲動画は2年くらい前のものになります。この動画の影響なのか当時在庫が少なくて入荷まで2週間くらい待った覚えがあります
▲「所作」の公式サイトはこちら
結婚式とかでご祝儀を持っていく際に包む「袱紗」っていう布の入れ物、ありますよね? あれをモチーフに革を使って仕立てた本革財布なんです。
そのコンセプトもさることながら、それを重んじた作りの良さや形状などにはとても興味がそそられました。
購入したのは2017年12月。レッドウィングの靴を買い始めた頃で、革製品の頑丈さやエイジングの面白さに興味を持ち始めていたことも購入するきっかけになっていたんだと思います。
で、現在の状態がこちら。
初めて手にする財布なので一番オーソドックスなタイプで色は黒をチョイス。
購入時からおよそ2年弱。最初は丁寧に扱っていたんですがだんだんとラフになり、内容量が増えたりしたこともあって経年変化が結構進んでいますが、折り財布かつ特殊な構造になっているにも関わらず大きな型崩れは起こしていないんです。
そのあたりの秘密は以下にあるかもしれません。
ここでおやおや? と思ったかもなんですが、そう、縫い目とかチャックとかそういった類のものが一切使われていません。特殊な形状で切り出された一枚革を折りたたみ、一箇所だけボルトで止めて財布を形成しているんです。
使われている革の質の良さ、そして一枚革で縫い目もないという構造が剛性をもたらせていて、ラフな使い方をしても大きな型崩れを起こすことなく経年変化という味付けを施した状態を実現させているのかもしれません。
ちなみに、小銭入れ部分にももちろんチャックなどは使われていません。小銭がこぼれ落ちたりしないの? と思われるかもしれないですが、これが不思議と全くそういった事故はないですよね…不思議。
シンプルな見た目の裏に盛り込まれた緻密な個性、そしてそれが日本ならではの美しい“所作”につながっているという、なんだか日本文化を凝縮したような財布で親近感が湧いてきませんか?
今回紹介した長財布タイプの他にもショート、コインケース、カードケースなどもあり、革の種類もかなり多くあるので、きっと自分好みの一品を見つけることができると思います。
僕もカードケースやほかの革のタイプの長財布も欲しいんですよね…。
今使っている財布を買い換えることになっても、おそらくまた所作からチョイスすると思います。正直、全部欲しい(笑)。
ちなみにお値段は長財布で2万円ほど。使われている革によって値段は変わるのでご注意を。
オマケ:財布をちょっとケア
このブログ用に財布の中身を抜いたので、ついでに少し手を入れました。