10年間付き合っていたオリンパス(現OMDS)さんとお別れしました〜オリンパス・カメラの良かった話〜
カメラが好きでデジタルもフィルムもいろいろ持っているんですが、実用的にシステムを構築していたのはオリンパス(今はOMデジタルソリューションだけどまだ浸透していないので)のカメラでした。
過去記事掘ってみると結構オリンパスネタ書いてましたね。いよいよプロサービスまで受けてなんとおこがましい…; しかも結局一度も利用しなかった。
良かったらぜひ合わせてご覧ください…!
そんなオリンパスのカメラ群を先日一斉に売り払い、新しいメーカーへと鞍替えしてしまいました。
何のメーカーでなんでそうしたのかは後日ブログにするとして、今回は10年のお付き合いをしてきたオリンパスのカメラについて総ざらいというか、実際のところどうなの? みたいなところをお届けしていこうかと思います。
約10年の付き合いで構築した最後のオリンパスデジタルカメラシステム
・E-M1X
・E-M1
・E-M1用縦位置グリップ
・12-40mm f2.8
・40-150mm f2.8
・7−14mm f2.8
・FL-600
・FL-700W
・テレコンバータ×1.4
・プロストラップ
最終的にはこんな感じでした。
単焦点レンズは買うことなく大三元ズームレンズのみで、一応ボディとストロボは2個持ちしておくという部分で、趣味よりも実用を重視したラインナップだったのがお分かりいただけるかなと。マクロレンズを買わなかったのは、プロ仕様のものがなかったのと基本的にオリンパスのレンズは近接撮影に強くて描写も良かったからでした。
このラインナップは数年前からほぼ同じ、本体も2回更新された程度でした。センサーの進化を待っていたのが原因でしたね。
防塵・防滴・手振れ補正の3点セットはいまだ最強
昔はオリンパスのお家芸だったこの3つの機能、今ではほとんどのメーカーのミラーレス機に採用されています。それでもやっぱり今でもオリンパスの方がしっかりしているかな。これは実体験があって、レース場で土砂降りの中撮影していた際、雨のケアをしながら使っていた1DXMkIIの調子が悪くなったのを尻目に、雨ざらしで全く関係なくE-M1Xもプロレンズも使えていました。
手振れも超強力。センサーがどんなに大きくて画素数が数十億あったとしても、ブレたら失敗写真なんですよね(意図的な写真は除く)。屋内展示物のレポート撮影が多かった自分としては拙い撮影技術を補う非常に大きなアドバンテージになっていて、愛用していた期間が長かった最大の理由でもありました。
今、オリンパスのカメラは買いなのか?
今は会社名が「OMデジタルソリューション」へと変わり、PENシリーズの新作(通常ライン)とレンズが少々リリースされた程度で、今後の展望もまだまだ不透明。なんか手が出しづらいラインだよなと思っている人も多いと思います。非常によくわかる…! ただ、マイクロフォーサーズ規格にしばらく大きな進展がなかったので、割と古めの機種に手を出しても現役機種と遜色ない画質の写真が撮れちゃったりします。
あと、レンズの出来がめちゃめちゃ良いんですよね。センサーサイズの関係でボケ味の強い写真を撮るにはコツが必要ですけど、描写は非常にシャープで切れ味のある写真が撮れます。だからフルサイズ規格をやってほしいという声も多かったんじゃないかなぁ…僕もレンズだけで良いからフルサイズ規格を出してほしいと、今だに願っております。
<おすすめ機種・レンズ>
・本格的なカメラシステムが格安でほしい!→E-M1 Mk-II +12-200 f3.5-6.3
・カジュアルにレンズ交換式カメラがほしい!→E-PL10 +14-42
いずれも中古市場で探すと比較的安く手に入れられると思います。
E-M1 Mk-IIはもうずいぶん前になる機種ですがおそらくオリンパスを代表するベストセラー機。センサーは今でも使われている2000万画素のものなので画質は申し分ないです。レンズは汎用性を求めなければ12-40 f2.8でも良いかもしれません。いわゆる大三元レンズなのに初期にリリースされたものなので比較的安く描写が折り紙付き。
E-PL10は一応現役機種なので、高ければ前のタイプでも良いと思います。あと、今コンデジが軒並み高級志向でとにかく高いので、安めのコンデジの代わり(でも画質は遥かに良い)としてチョイスするのも有りだと思いますよ。
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